【同和問題講演会】 講師:清原 隆宣さん
平成21年7月25日にクローバープラザで開催いたしました。 第1部は、水平社運動発祥の地である奈良県西光寺の副住職であり、財団法人水平社博物館の評議員を務めておられる清原隆宣さんを招き、「生活の中の人権~一人ひとりが自分らしく生きるために~」と題して、講演会を開催いたしました。 身近な生活の中に潜む偏見、その偏見から生み出される差別を、わかりやすくユーモアを交えて説明していただきました。差別をなくすために自分はどうしたらよいか、改めて考える良い機会となりました。
- 参加者の声
- ・「同和問題は差別されている人を救うためではなく、差別意識を持つ人々を救うために解決していく」という言葉が印象的でした。みんな同じ人間であることを忘れてはいけないと思いました。
- ・社会性のある差別「昔からずっとそうだったから」というものを変えるのは難しいが、一人ひとりが変えていかなければと思い、行動に移す勇気が必要だと思いました。
- ・理不尽なこだわりを捨てることが、人間解放につながるというお話しがよくわかりました。
- ・間違った見方、決めつけをせず一人ひとりを認めあえるよう、日々心がけていきたい。
【映画上映】 おくりびと
第2部は映画「おくりびと」を上映しました。 本作品は、遺体を棺に納める納棺師という、一見地味で触れがたいイメージの職業をテーマに作られた作品で、アカデミー賞外国語映画賞受賞作品でもあることから、たくさんの方々に観ていただきました。第1部の清原隆宣さんの講演で、昔からある偏見などのお話をしていただいた後の映画上映であったため、死や職業差別についてなど映画を観ながら考えさせられる機会になりました。 たくさんの方々のご来場ありがとうございました。
- 参加者の声
- ・職業差別について偏見を考えさせられる内容でした。
- ・納棺師の仕事に限らずどんな職業も、尊敬されるべきだと思いました。
- ・生命の大切さと穢れに対する誤った認識を考えさせられました。
- ・「おくりびと」が、人権に関わる映画とは知らなかったが、映画を観て、死・職業に差別があることがよくわかりました。
- ・清原先生のお話と映画「おくりびと」の共に素晴らしかったです。また、二つが見事に繋がって、相乗効果で理解を深めることが出来ました。