- 「同和問題」とは、ある地域(ちいき)に生まれた人だという理由で、不利(ふり)な扱(あつか)いを受ける大きな社会問題です。 例(たと)えば、「その地域(ちいき)の出身者だから」という理由で結婚(けっこん)を反対されたり、就職(しゅうしょく)がうまくいかなかったりなど、さまざまな形で不利(ふり)な扱(あつか)いを受けた事例(じれい)があります。
- 同和問題をなくすため、国や県、市町村ではこれまでいろんな取組を行ってきました。しかし、こういった一部の人びとの努力(どりょく)だけでは、同和問題は解決(かいけつ)できません。私(わたし)たち一人(ひとり)ひとりが同和問題について正しく理解(りかい)し、私(わたし)たち自身の問題としてとらえ、行動することが大切なのです。
あたりまえのことですが、同じ地域(ちいき)で生まれ育った人であっても、一人(ひとり)ひとりそれぞれ違(ちが)う個性(こせい)を持っています。にもかかわらず、ある人が、特定(とくてい)の地域(ちいき)に生まれたというだけで、不利(ふり)な扱(あつか)いを受けるとしたら、それは「差別(さべつ)」です。あなたの身近にこのような「差別(さべつ)」はありますか?考えてみましょう。
「差別(さべつ)」であっても、それが多くの人びとの間で長く受(う)け継(つ)がれてしまうと、その間違(まちが)いに気づきにくいだけでなく、まるでそれが正しいことであるかのように思えてしまうことさえあります。そのような「差別(さべつ)」をなくすため、私(わたし)たちができることは何かを考えてみましょう。
- 人権問題
(じんけんもんだい) - 同和問題(どうわもんだい)
- 女性の人権(じんけん)
- 子どもの人権(じんけん)
- 高齢者(こうれいしゃ)の人権(じんけん)
- 障害者(しょうがいしゃ)の人権(じんけん)
- 外国人(がいこくじん)の人権(じんけん)
- HIV感染者(かんせんしゃ)・エイズ患者(かんじゃ)の人権(じんけん)
- ハンセン病患者(びょうかんじゃ)・回復者等(かいふくしゃとう)の人権(じんけん)
- インターネットによる人権侵害(じんけんしんがい)
- ホームレスの人権(じんけん)
- 北朝鮮拉致被害者等(きたちょうせんらちひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 刑(けい)を終えて出所(しゅっしょ)した人の人権(じんけん)
- 犯罪被害者等(はんざいひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 性同一性(せいどういつせい)障害(しょうがい)の人びとの人権(じんけん)