私(わたし)たちの学校や家庭の中では、古い時代の男女の役割(やくわり)についての考え方が今なお残(のこ)されていることがあります。こういった考え方が、現在(げんざい)の私(わたし)たちに押(お)し付(つ)けられるとき、それは男性(だんせい)が女性(じょせい)を、女性(じょせい)が男性(だんせい)を差別(さべつ)することになるのです。私(わたし)たちの身近にある「男子だから」「女子だから」の区別(くべつ)が、本当に必要(ひつよう)なものなのかどうか、考えてみましょう。
社会や家庭の中で必要(ひつよう)な仕事や役割(やくわり)を、男女が協力(きょうりょく)しあって平等に担(にな)っていけるような社会のことを、「男女共同(きょうどう)参画(さんかく)社会」といいます。男女の差別(さべつ)をなくし、性別(せいべつ)に関係(かんけい)なく一人(ひとり)ひとりが個性(こせい)と能力(のうりょく)を発揮(はっき)できる社会を実現(じつげん)するために、私(わたし)たちにできることは何か、考えてみましょう。
- 人権問題
(じんけんもんだい) - 同和問題(どうわもんだい)
- 女性の人権(じんけん)
- 子どもの人権(じんけん)
- 高齢者(こうれいしゃ)の人権(じんけん)
- 障害者(しょうがいしゃ)の人権(じんけん)
- 外国人(がいこくじん)の人権(じんけん)
- HIV感染者(かんせんしゃ)・エイズ患者(かんじゃ)の人権(じんけん)
- ハンセン病患者(びょうかんじゃ)・回復者等(かいふくしゃとう)の人権(じんけん)
- インターネットによる人権侵害(じんけんしんがい)
- ホームレスの人権(じんけん)
- 北朝鮮拉致被害者等(きたちょうせんらちひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 刑(けい)を終えて出所(しゅっしょ)した人の人権(じんけん)
- 犯罪被害者等(はんざいひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 性同一性(せいどういつせい)障害(しょうがい)の人びとの人権(じんけん)
しかし、このような考え方は、女性(じょせい)にある役割(やくわり)を押(お)しつけたり、女性(じょせい)がいろんな分野で活躍(かつやく)しようとすることを妨害(ぼうがい)するなど、差別(さべつ)を生むことにもなりかねません。