- ハンセン病は、らい菌(きん)によって引き起こされる感染症(かんせんしょう)ですが、らい菌(きん)の病気を起こす力は弱く、感染(かんせん)してもほとんど病気の症状(しょうじょう)が現(あらわ)れることはありません。現在(げんざい)では、早期発見と適切(てきせつ)な治療(ちりょう)によって後遺症(こういしょう)(病気が治(なお)った後も残(のこ)っている障害(しょうがい))を残(のこ)さずに治(なお)る病気です。
- ハンセン病は古くから知られていた病気ですが、原因(げんいん)や適切(てきせつ)な治療(ちりょう)方法(ほうほう)が分からなかったこと、症状(しょうじょう)が進むと容姿(ようし)の変形(へんけい)をともなうこと、また、国がハンセン病患者(かんじゃ)を強制的(きょうせいてき)に入院させ一般(いっぱん)の人たちと切(き)り離(はな)したことなどにより、多くの偏見(へんけん)や差別(さべつ)を生み出してきた歴史(れきし)を持っています。
偏見(へんけん)や差別(さべつ)が一定期間続(つづ)いてしまうと、それが誤(あやま)っていることに気づきにくくなり、いつしか「常識(じょうしき)」となってしまうことがあります。このようなことにならないためにはどうすればよいか、考えてみましょう。
- 人権問題
(じんけんもんだい) - 同和問題(どうわもんだい)
- 女性の人権(じんけん)
- 子どもの人権(じんけん)
- 高齢者(こうれいしゃ)の人権(じんけん)
- 障害者(しょうがいしゃ)の人権(じんけん)
- 外国人(がいこくじん)の人権(じんけん)
- HIV感染者(かんせんしゃ)・エイズ患者(かんじゃ)の人権(じんけん)
- ハンセン病患者(びょうかんじゃ)・回復者等(かいふくしゃとう)の人権(じんけん)
- インターネットによる人権侵害(じんけんしんがい)
- ホームレスの人権(じんけん)
- 北朝鮮拉致被害者等(きたちょうせんらちひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 刑(けい)を終えて出所(しゅっしょ)した人の人権(じんけん)
- 犯罪被害者等(はんざいひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 性同一性(せいどういつせい)障害(しょうがい)の人びとの人権(じんけん)