じんけんきづきシート

09.ハンセン病患者(かんじゃ)・回復者(かいふくしゃ)等(など)の人権(じんけん)

かんがえてみよう

「ハンセン病」という病気を知っていますか?
「ハンセン病」の歴史(れきし)ついて、見たり聞いたりしたことがありますか?
チェック

きづきのポイント

ポイントその1
ハンセン病は、らい菌(きん)によって引き起こされる感染症(かんせんしょう)ですが、らい菌(きん)の病気を起こす力は弱く、感染(かんせん)してもほとんど病気の症状(しょうじょう)が現(あらわ)れることはありません。現在(げんざい)では、早期発見と適切(てきせつ)な治療(ちりょう)によって後遺症(こういしょう)(病気が治(なお)った後も残(のこ)っている障害(しょうがい))を残(のこ)さずに治(なお)る病気です。
ポイントその2
ハンセン病は古くから知られていた病気ですが、原因(げんいん)や適切(てきせつ)な治療(ちりょう)方法(ほうほう)が分からなかったこと、症状(しょうじょう)が進むと容姿(ようし)の変形(へんけい)をともなうこと、また、国がハンセン病患者(かんじゃ)を強制的(きょうせいてき)に入院させ一般(いっぱん)の人たちと切(き)り離(はな)したことなどにより、多くの偏見(へんけん)や差別(さべつ)を生み出してきた歴史(れきし)を持っています。
ふかめてみよう

偏見(へんけん)や差別(さべつ)が一定期間続(つづ)いてしまうと、それが誤(あやま)っていることに気づきにくくなり、いつしか「常識(じょうしき)」となってしまうことがあります。このようなことにならないためにはどうすればよいか、考えてみましょう。

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