- 2012年1月の時点で、全国で9,600人がホームレス状態(じょうたい)にあると確認(かくにん)されています。その原因(げんいん)としては、突然(とつぜん)仕事を失(うしな)ったり、病気・けが、高齢(こうれい)であることを理由に働(はたら)けないなど、ひとによってさまざまです。
- ホームレスになった人びとの中には、自立の意思を持っている人も多く、廃品回収(はいひんかいしゅう)など何らかの仕事についている人もいます。また、ホームレスから抜(ぬ)け出(だ)し、元の生活に戻(もど)っている人もいます。しかし、現実(げんじつ)はあまり知られることがないため、ホームレスに対する偏見(へんけん)が強く、嫌(いや)がらせや暴力(ぼうりょく)事件(じけん)も起きています。
もしあなたが、将来(しょうらい)、家もなく家族や知り合いもいない状態(じょうたい)で暮(く)らさないといけなくなったとしたら、どのような気持ちになるか、考えてみましょう。
野宿せざるをえない状態(じょうたい)に陥(おちい)っている人達(ひとたち)を、「ホームレス」という言葉でひとくくりにして見てしまうと、一人(ひとり)ひとりの人生や思いが見えなくなってしまいます。特定(とくてい)の集団(しゅうだん)に対する人権(じんけん)侵害(しんがい)や差別(さべつ)は、そこから始まることもあります。そうならないために、わたしたちはどうすればいいか、考えてみましょう。
- 人権問題
(じんけんもんだい) - 同和問題(どうわもんだい)
- 女性の人権(じんけん)
- 子どもの人権(じんけん)
- 高齢者(こうれいしゃ)の人権(じんけん)
- 障害者(しょうがいしゃ)の人権(じんけん)
- 外国人(がいこくじん)の人権(じんけん)
- HIV感染者(かんせんしゃ)・エイズ患者(かんじゃ)の人権(じんけん)
- ハンセン病患者(びょうかんじゃ)・回復者等(かいふくしゃとう)の人権(じんけん)
- インターネットによる人権侵害(じんけんしんがい)
- ホームレスの人権(じんけん)
- 北朝鮮拉致被害者等(きたちょうせんらちひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 刑(けい)を終えて出所(しゅっしょ)した人の人権(じんけん)
- 犯罪被害者等(はんざいひがいしゃとう)の人権(じんけん)
- 性同一性(せいどういつせい)障害(しょうがい)の人びとの人権(じんけん)