- あなたは、人権問題にどの程度関心がありますか? (2011人権問題に関する県民意識調査)
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人権が「尊重されていると感じる」と答えた人は全体の20.3%にとどまっています。「尊重されているとは感じない」は15.0%で、全体の62.5%までが「いちがいにはいえない」と回答しています。県民の多くが、"日本の社会は必ずしも人権が尊重されているとはいえない"と感じているといえるでしょう。
意識調査で「人権を侵害されたことがある」と答えた人は全体の37.2%です。地域や職場での人権侵害や、DV、セクハラ、ストーカー、児童や高齢者虐待、インターネット上のプライバシー侵害等、その内容は多岐に渡っており、今日の人権問題の多様性を反映しています。
- 気づきのポイント
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人権とは、安心して生きる権利、自分で自由に考える権利、自由に意見を言う権利、仕事を自由に選んで働く権利、教育を受ける権利などの、全ての人が生まれながらに持っている基本的で具体的な権利です。しかし、日常生活では、子どもへの虐待や、高齢者、障害者であることを理由に社会から偏見や差別を受けるなど、人権が十分に守られているとは言えない状況があります。人権が侵害されたとき、県や市町村の相談窓口、法務局(人権擁護委員)や弁護士等の専門家に相談することで解決できる問題は少なくありません。すべてを自分で抱え込んでしまわず、気軽に相談してみることも方法の一つです。