- 高齢者の人権に関することがらで、人権がとくに尊重されていないと思うことはどのようなことですか?(2011人権問題に関する県民意識調査)
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「高齢者をねらった悪徳商法や振り込め詐欺」で44.6%、次いで「働きたくても働く機会が少ない」41.5%、「介護を必要とする高齢者の介護体制・介護環境が十分でない」40.4%となっています。
「家族が高齢者の世話を避けたり、軽んじたり無視、虐待する」、「単身高齢者などが賃貸の住宅への入居を拒否される」などについてもかなりまとまってあげられています。
- 気づきのポイント
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福岡県では、2010年に112万人であった高齢者人口(65歳以上)が、2015年には130万人、2035年には145万人に増加し、2025年以降、日本の高齢化率(全人口に占める高齢者の割合)は、30%を超えると予測されています。高齢社会の進展、世界有数の長寿国として、「おひとりさま※」が大きな比率を占めつつあります。
この"無縁社会"化しつつあるわが国において、1991年12月に採択された『高齢者のための国連原則』一自立・参加・ケア・自己実現・尊厳一に立ち返って、高齢者にとって安全で住みよい社会の実現のため、家族や地域社会の絆づくりに、何ができるかを一人ひとりが真剣に問い直したいものです。※おひとりさま・・・ここでは、高齢者単身世帯をいう。