人権気づきシート

4. 子どもの人権

考えてみよう!
子どもの進学や就職について、親が最終決定をくだすのは当然だと思う。
子どものしつけには、ある程度の体罰はゆるされると思う。
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意識調査結果
子どもの人権に関することがらで、人権がとくに尊重されていないと思うことはどのようなことですか?(2011人権問題に関する県民意識調査)

「親が子どもに身体的、心理的な虐待を加えたり、子育てを放棄する」いわゆる<子どもの虐待>をあげた回答者は、全体の73.0%に達しており、断然トップを占めています。

第2位は「子ども同士で暴力や仲間はずれ、無視などのいじめをしたり、させたりする」の44.8%で、「周りの人が、いじめをしている人や、いじめられている人を見て見ぬふりをする」や、「学校や就職先の選択などについて、親が子どもに自分の考えを強制し、子どもの意見を無視する」などが続いています。

気づきのポイント

ポイント1

進学や就職に当たって、自分自身の人生経験等を交えながら、親として考えを述べたり、アドバイスをしたりすることは大切です。しかし、その際には、子どもの意思を最大限に尊重するという姿勢が重要です。言い換えれば、そこで自分の進路を責任を持って決定できるような子どもとなっているのかどうか、乳幼児期からの子育てが問われることになるわけです。今、あなたは長い目で子育てを考えることができているでしょうか?

ポイント2

2004年に改正『児童虐待の防止等に関する法律』が施行され、子どもの虐待が子どもの人権に関わる著しい人権侵害であることを明記するとともに、虐待を受けた子どもだけでなく虐待の疑いがある子どもを発見した場合にも、国民に通告義務が課されました。<虐待ではないか?>と疑念をいだかれたときは、直ちに県や市町村の窓口に知らせてください。通報者のプライバシーは守られます。
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