人権気づきシート

8. HIV感染者・エイズ患者の人権

考えてみよう!
HIV感染者やエイズ患者と一緒に食事をすることに抵抗や不安を感じる。
HIV感染を理由に、企業が採用を取りやめることは問題である。
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意識調査結果
HIV感染者やエイズ患者の人権に関することがらで、人権がとくに尊重されていないと思うことはどのようなことですか?(2011人権問題に関する県民意識調査)

「感染者や患者が特別な目でみられる」の38.7%をはじめ、「感染していることを本人に無断で他人に伝えられる」、「感染者や患者が病院での治療や入院を断られる」、「感染していると分かった人が、退職や退学に追い込まれる」などが、いずれも30%以上あげられています。

一方、この問題について「わからない・回答なし」が4分の1強あり、高年齢層に集中しています。

気づきのポイント

ポイント1

HIVは非常に感染力の弱いウィルスです。握手をしたり、一緒に食事をしたり、一緒にプールに入ったりしても感染することはありません。したがって、職場や教室、家庭等で日常生活をともにすることに何の問題もありません。病気に対する無知から生まれる心ない行為が、感染者や患者、その家族を苦しめることのないよう、しっかりした知識を持つことが大切です。

ポイント2

HIVに感染しても、エイズを発症するまで数年から10年以上かかる場合があります。知らない間に恋人や家族など大切な人をHIVに感染させないために、症状がなくても疑わしい場合、早めの検査が必要です。
県内の相談窓口
福岡県内の保健福祉(環境)事務所や北九州市、福岡市、久留米市、大牟田市の保健所では、HIV感染に関する相談・検査を受け付けています。詳しくは、福岡県庁ホームページの「エイズ/HIV対策について」ご覧ください。http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/hiv-2017.html
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